よくあるご質問

2013.01.18更新

Q,四十肩、五十肩はどうして起こるのですか?

A,四十肩、五十肩は病態は分かっていますが、はっきりとした原因は分かっていません。強いて挙げると加齢による組織変性と肩甲骨周りの筋肉の柔軟性の欠如です。
でも、注意すべきは原因ではなく次の点です。

中高齢者の方で肩の痛みで腕が挙がらなくなった時は、五十肩(四十肩も同様)か腱板損傷(断裂も含む)のどちらかに別れます。
腱板とは肩の深部にある筋肉でインナーマッスルと呼ばれているものです。
 
どちらも症状が似ていて間違いやすいのですが、治療法が違うので誤診してしまうとより症状が悪化してしまいます。

一番分かりやすい違いは痛くなった原因があるかどうかです。
五十肩の場合は外傷ではなく加齢による組織変性なので、原因がなく突然肩が挙がらなくなった感じになります。

腱板断裂の場合は外傷なので、転んだり、肩をぶつけたり、急に肩を激しく動かしたり、と何かしらの痛みの原因があるのです。

もう一つの違いは、症状によって例外はありますが五十肩の場合は痛くてぜんぜん肩は挙がりませんが、腱板断裂は痛みが我慢できれば何とか肩があがることが可能になります。

治療的には、五十肩は炎症を抑える治療が中心で炎症が、おさまって来たら可動域訓練などのリハビリを行います。
痛みの強い時は整形外科に紹介して抗炎症剤の注射をしてもらいます。
 
腱板損傷の場合はケガであって中で傷をおっているので、安静固定が必要になります。
2~3週で痛みが納まらないときは重度断裂の可能性があるので整形外科でMRIの画像診断をしてもらって、場合によっては手術が必要になります。

どちらも注射や画像診断など整形外科にお願いしなければならない部分ありますが、それ以外のリハビリは接骨院で十分可能になります。
注射だけとか手術だけでは治療は不十分なのでしっかりと治療を受けてください。

そして一番困るのが時間がたってこじらせてから医療機関に来院するケースです。
診断も難しく治るまでにかなりの期間を要してしまいます。
しかし現実にはこういう患者さんが多いです。
痛みをしばらく我慢して、どうしても辛くなったから来院されます。
もちろん最善の対処をしますがどうしても治りが遅くなります。

肩の痛みだけではないですが、特に肩の痛みは痛くなったら、できるだけ早めに受診してください! 
そして問診の時に痛くなった経緯をしっかりと説明するようにしてください。

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ごとう接骨院
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投稿者: ごとう接骨院

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