男子で日本人最高の３位に入った川内優輝が見事世界選手権の切符を手にしました。
驚きなのは、彼は実業団の選手ではなくいわゆる市民ランナーだったのです。
マラソン６回目にしてつかんだ栄光。
２時間８分３７秒は最近のマラソン事情を考えると、かなりの好タイムだと言えます。
実業団で陸連から強化指定枠をもらい、遠征費などの援助を受けているランナーが多い中、彼は埼玉陸協の所属でレースなどの遠征費は自腹でした。
そんなハングリーさが今回の快走を生み出したのかもしれません。
そして彼の特徴は６回のマラソンで５回の医務室直行という限界までがんばる姿です。
ゴール後は体中のケイレンを起こして、意識も薄くなり、立っていられなくなるのでしょう。
体中のエネルギーを使いきり、低血糖や塩分不足などで、ケイレンを起こすのですが、自分の力以上のものを出してしまうと起こりやすいです。
相当、自分を追い込む精神力が強い人だと思います。
しかし、ケイレンには体にも問題があって、筋力不足や必要なアミノ酸不足などが考えられます。
世界選手権の日本代表の切符を手にした訳ですから、今後はこのケイレン対策のための練習や体作りにも目を向けてがんばってほしいです。
陸連側も特別強化指定選手の枠を設けるみたいなので、体対策のできるトレーナをぜひつけてほしいです。
そすすれば、まだまだ伸びそうな選手なので、世界選手権でのメダルも期待できると思います！
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